当クリニックの治療内容

一般歯科

当院の虫歯治療へのこだわり

当院の虫歯治療へのこだわり

「歯をなるべく削らないで欲しい」

よく虫歯になられた患者様からこのような声を聞くことがあります。 あながち間違いではありませんが、虫歯は虫歯菌による感染症です。虫歯菌をそのままにしておくとやはり進行していきますし、隣の歯にまで虫歯菌がうつってしまいます。 歯を削るのではなく虫歯菌に感染してしまった組織を削り取るというのが虫歯治療ではないかと思います。 しかし、なるべく歯を削りたくないという気持ちは、私たち歯科医師も患者様と一緒です。健康な部分の歯質は最大限残していくということが、私の虫歯治療におけるこだわりです。 そのため、当院では虫歯菌に感染してしまった部分と健康な歯質との境界線を見極めるために、拡大鏡やマイクロスコープという最新設備を導入しています。人間の眼は裸眼では0.2ミリの間隔までしか判別できません。 マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を導入することで裸眼の5~30倍以上に拡大して治療部位を見ることができるので、肉眼では治療不可能であった精密な治療が行えるようになりました。 健康な部分の歯質は最大限残す。つまり出来るだけ歯の保存を心掛けるのがうえたに歯科クリニックの虫歯治療です。 最新設備を用いた精密治療の詳細はこちら

基本的な治療の流れ

受付・問診表記入

受付・問診表記入 初診の方はまず受付を済ませてから、これから治療をさせていただくにあたって、問診票にご記入いただきます。この際にスタッフや院長に聞いておきたいことや不安なことがある場合は、ご記入いただければスムーズにカウンセリング・診療に移ることができます。  

カウンセリング

カウンセリング 初めての方へいまの一番気になる部分のことについてはもちろん不安に感じていることや、希望などをお伺いする時間を設けています。患者様かお伺いしたひとつひとつの要望や不安にどこまで、どのように応えることができるかを、現在のお口の中の状態と照らし合わせて考えていきます。また安心して今後の治療を受けていただくために、当院の診療方針やお約束事、必要な検査についてお話しさせていただきます。 ※ただし痛みの強い場合やお急ぎの場合は次回来院時にさせてもらうこともあります。  

検査

検査 必要に応じて、レントゲンを撮影します。 当院ではデジタルのレントゲン・CT撮影装置を導入しています。被爆量が従来のものに比べて1/10と非常に少なく安心です。 治療内容によって必要な場合はCTによって3次元(3D)のスキャン撮影ができます。 それにより、小さな病変を発見することや、今まで経験からしか判断が付きにくかった厚みや奥行き、神経との距離感などを把握できるようになり、より安全で正確性の高い治療を行えます。 高性能な小型口腔内カメラを用い、患者さまの口腔内を専用モニターに映し出します。治療に入る前などに患者様に十分な説明を行っていきます。  

検査の結果についてのカウンセリング

お口の検査後お口の中の状態の説明および検査結果についてお伝えします。 その上でどのような治療法があるか、またその治療法の利点や欠点のご説明。またどのくらい回数や期間がかかるか、患者さんの希望治療部位や回数期間などよくお話をうかがったうえで治療計画を立てて進めていきます。  
検査の結果についてのカウンセリング01 検査の結果についてのカウンセリング02
 
 

本格的な治療開始

初期虫歯の治療の流れ

  1. カウンセリングおよび検査を行い、必要に応じて麻酔を行います
  2. 歯を削ります
  3. 削った部分の型をとります
  4. 型の形状に合わせて作成した詰め物をとりつけます

重症な虫歯の治療の流れ

  1. カウンセリングおよび検査を行い、必要に応じて麻酔を行います
  2. 歯の根の治療が必要な場合、数回は根の治療で通院していただくことになります。 (患者様の症状による)
  3. 歯を削ります
  4. 削ったところの型をとります
  5. 型の形状に合わせて作成した被せ物をとりつけます
虫歯治療の最終段階で作成する詰め物や被せ物には様々な種類があります。選択する治療法によって、治療後の見た目や、どれくらいその治療が長持ちするのか、虫歯の再発が起こりにくいかなど様々な違いが出てきます。これらの治療法を決定する際には、しっかりと各治療の利点欠点を患者様にお伝えして治療を進めていきます。  

治療終了

この段階までくれば、患者様のお口の状態はかなり改善されています。せっかく改善したお口の状態が、元の状態に戻らないようにお口のメンテナンスの重要性についてお話させていただきます。 また患者様ごとに合ったメンテナンスプログラムのもと、個々の状態に応じたメンテナンスの期間設定やホームケア方法についてご説明します。  

メンテナンス

メンテナンス 虫歯が治った後も、3ヶ月~6ヶ月に一回歯科医院でお口のメンテナンスをすることで、虫歯の再発の可能性を大きく軽減させることができます。 当院ではスマイルメンテナンスクラブという患者様のお口のケアをサポートするクラブを設けています。このクラブでは、患者様に分かりやすく現在のお口の状態、きちんとブラッシングができているか、虫歯になりかけの歯がないかなどをお伝えするカードをお渡ししています。 そのカードを見れば、ご自身のお口の状態が一目で分かるようになっているので、日々のお口のケアの参考にしてください。 患者様のお口のケアとうえたに歯科クリニックの二人三脚で、二度と悪くならず、できるだけ長い期間ご自身の歯で生活できるように一緒に頑張っていきましょう。  

虫歯について

虫歯について 歯の表面には歯垢等の汚れがついており、虫歯の原因となるミュータンス菌(虫歯菌)がたくさんいます。ミュータンス菌は、私達の食生活内にある砂糖(糖質)を利用し、酸をつくって歯を溶かします。これを「脱灰」といいます。 脱灰が進むと歯が溶けて穴があいてしまいます。歯垢を除去せずにそのままに放置したり、砂糖(糖質)を多く摂取する習慣があると、脱灰が進行していきて、再生が不可能となったものが虫歯となるのです。 また、ミュータンス菌を歯面に付着したまま放置しておくと、ミュータンス菌は砂糖(糖質)を分解して、水に溶けないネバネバを作り出し、ミュータンス菌以外の口腔内常在菌を歯の表面にくっつけ、細菌の塊である歯垢を形作ります。 そのままの状態でい続けると、バイオフィルムを形成し、酸素や細菌を壊す酵素・薬液を通さなくなります。この状態になると薬で取り除くことはできません。歯ブラシ、歯間ブラシ、フロス、などで機械的に掃除するしかありません。

バイオフィルムとは

バイオフィルムとは バイオフィルムとは口腔内の歯周病菌、その他の雑菌によって構成される細菌の膜のことをいいます。分かりやすくイメージすると、キッチンの流しやお風呂場の浴槽などに付着する”ヌルヌル”です。それはミュータンス菌や口腔内常在菌が、粘性のフィルム状の膜をつくって繁殖しやすい環境に成長したものです。 バイオフィルムは歯面や歯と歯肉の間の歯周ポケットに付着するだけでなく、舌の表面(口臭の原因となる舌苔)や入れ歯にも強固に付着しています。 特にバイオフィルムが付着するのは、ブラッシングでもきちんと磨けていない部分で、組織の炎症や破壊を引き起こし虫歯・歯周病の原因となります。このような虫歯の増殖を抑えるのはやはり、日ごろの正しいブラッシングが必要不可欠であり、定期的なケアが重要となります。

虫歯はこのように進行していきます

虫歯の進行状態はC1~C4の4段階に分類されています。みなさんも学校や歯医者さんで、「シーワン」という言葉を聞いたことがあると思います。これは、虫歯の進行を表す記号です。 しかし最近ではCO(「シーオー」Caries Observation=経過観察)といって、ごく初期の虫歯は、削らずに観察しながら再石灰化を促す治療が行われています。

C0 経過観察

C0 経過観察 表面が浅く溶けた、ごく初期の状態。表面が白く濁ったり、溝が茶色になったりしますが、見た目はほとんどわかりません。削らずに再石灰化を促して、観察をします。 ▼

C1

C1 エナメル質がおかされ、小さな黒ずんだ孔があきます。自覚症状はなく、専門家の目で発見されます。この段階で治療を受けるのが一番良いのです。 ▼

C2

C2 象牙質まで虫歯は進行。歯髄に近づくにつれて冷たい物がしみ、痛みの自覚症状が出てきます。さらに進むと熱いものがしみるようになります。 ▼

C3

C3 歯髄(神経)まで進行。炎症(歯髄炎)がおき、激しい痛みにおそわれます。炎症が進行すると、歯髄は死んでしまいます。 ▼

C4

C4 歯は歯根だけになってしまいます。歯髄は死んでしまったので痛みは感じなくなり、歯根の先に膿がたまります。こうなると治療は難しくなります。  

虫歯Q&A

冷たいものがしみるのですが・・・

第一に考えられるのは虫歯です。虫歯の場合冷たいものの他に甘いもので痛みを感じます。次に考えら れるのは象牙質知覚過敏症です。歯肉の位置が下がり歯の根が露出した事により温度刺激に反応するようになったり、歯磨きの時に露出した根の面をこすると、 するどい痛みを瞬間的に感じることもあます。 横磨きで歯磨きする人は、犬歯の付近の歯の根の部分をよく見てください。歯の根がV字に減っている方は可能性が高いでしょう。では、V字に減っている目安を挙げてみますと・・・
  1. 歯の根元の歯質が、やや黄色っぽい色をしている
  2. 爪で触って、根元に段差を感じる
以上のような事が目安になります。えぐれている恐れや、心配のある方は歯科医院で診断や治療もできますので足を運んでみてください。  

自分に合った歯ブラシを見つけるには、どうしたらよいでしょうか?

一般的には、スタンダードな形の物で、ブラシを植えてある部分の幅が小さく(指2本位の幅~やや小さめ)、ナイロン制の物をお勧めしています。毛の硬さは個々の状態によりますが、普通から柔らかめ。硬めは避けた方がいいでしょう。歯ブラシの取り替え時 期は目安として1ヶ月位です。 広がっていなくてもブラシの コシが弱くなるので、交換をお勧めします。もちろん広がったり曲がったりしたら、すぐに交換してあげてください。1ヶ月しないで広がる時は歯磨きの力が強いので気をつけましょう。  

口臭で悩んでいますが自分でチェックする方法は?

口臭は誰にでもあるものです。特に起床時・空腹時に感じる口臭は「生理的口臭」と言ってどなたでも ある口臭です。自分で自分の口臭をチェックする場合は、ビニール袋に息を吹き込んで嗅いでみる方法だと分かりやすいと思います。ただ、嗅ぐときは吹き込ん だらすぐの方が分かりやすいでしょう。   他には、家族など頼みやすい人に息のチェックをしてもらうのが、自分ではなく他人がどう感じるかが分かるので、良いかと思います。では、原因としてはどのようなものがあるか。
  1. 虫歯・舌の汚れ
  2. 歯周病(シソウノウロウ)
  3. お口での呼吸
  4. 全身的なもの
が、考えらています。 1と2は、虫歯の治療や正しい歯磨き等で原因を改善すれば、口臭が改善されてきます。 3は口呼吸と言って鼻よりもお口で呼吸している人のことを言います。口で呼吸していると、口の中が乾きやすく汚れが残りやすくなるからです。 4は胃腸が悪い・糖尿病等の病気により感じられるのですが、胃腸が悪いからと言って100%があるわけではありません。  

妊娠時の歯科治療について教えてください。

妊婦さんにとって一番不安なのが、「歯が痛くなったときに麻酔しても大丈夫?」「薬を飲んでの影響は?」ということではないでしょうか。また出産後も赤ちゃんに授乳中だったりすると、赤ちゃんに影響ないかしら?と不安を感じることでしょう。 妊娠する以前に歯科治療は終えてしまうのが安心ですが、そうもいきませんね。今回はそんな不安に対して少しでもお役に立つ情報を簡単に書きたいと思います。
  1. 3ヶ月くらいの初期は胎児の器官形成に重要な時期で不安定な為、極力応急処置をし、安定期または出産後に再度治療をする事が多いです。薬は必要性があれば飲んでいただくこともあります。
  2. 基本的に治療は安定期に入った5ヶ月~7ヶ月の間に行います。
  3. 8ヶ月以降は早産の危険性がでてきますので避けます。だからといって必要性があれば、応急処置などをする場合もあります。
  4. 麻酔は歯科治療に用いる量では特に問題はないでしょう。 逆に麻酔をしないで治療することにより、妊婦さんに痛みを与えストレスになるよりも、痛みがなく治療する方がよいと思われます。
  5. 薬は歯科医師・薬剤師の説明をよく聞き、用法を守れば問題ないと思います。
どれも必要性があってのことですが、疑問や不安を感じたら歯科医師によく説明を求めることをお勧めいたします。また、妊娠の可能性がある場合にも言っていただく方がよいでしょう。  

食事の後にいつも歯に何か挟まります。どうすればいいのでしょうか?

歯に物がつまる場合、以下の原因が考えられます。

虫歯がある場合

歯と歯の間に虫歯があると、そこの部分で引っ掛かりが できて間に物がつまりやすくなります。早めに治療をしましょう。

不良金属が入っている場合

原因となる金属の歯をはずして隙間が小さくなるように作り直せば改善できる場合もあります。

歯肉が下がっている場合

この場合は改善が難しいです。何故なら一度下がってしまった歯肉は元には戻らないからです。その隙間と上手に付き合っていく必要があります。

歯並びが悪い場合

矯正で改善できる状態と、出来ない状態があります。矯正をしなくても、詰まりやすい状態を改善できる場合もありますので一度、歯科医院でみてもらうとよいでしょう。  

親しらずが生えてきました。今は痛くないけど抜いた方がいいですか?

  • 親しらずですが、痛みがなければ無理に抜く必要はありません。噛み合う歯があれば、むしろ残した方が良い場合もあります。
  • 虫歯になり、歯が生えている状態・虫歯の深さなどにより、その治療が困難または器具がとどかず無理な場合は抜いた方が良いでしょう。
  • 生えてくる途中は歯にかぶさった歯肉の部分に汚れが溜まってしまい、炎症や腫れを起こしてしまうことが多いです。この炎症や腫れ・痛みが定期的に繰り返すようであったなら、抜いた方が良いでしょう。
  • 麻まれに、隣りの歯に影響を及ぼす場合は抜くことがあります。(隣りの歯の治療ができないなど)
親しらずは、自分でも生えていることに気づかない場合もあります。一番奥にはえるため、歯磨きが困難なため食べカスが溜まりやすく虫歯になりやすい傾向にあります。部分磨き用の歯ブラシなども使って、しっかりと歯磨きをしていきましょう。  

知覚過敏はどういったものでしょうか

  1. 症状 歯肉が下がったりして、根の面が露出し様々な刺激に過敏になる。
  2. 原因 強い歯磨き・硬い歯ブラシ・歯周病による歯肉退縮・咬耗・磨耗が主な原因になります。他にも、歯を削った後や過労・妊娠でもしみることがあり、神経質になると、それだけでしみるように感じたりもあります。
  3. 処置方法
    • 薬を塗る(浸透したり被膜を作るタイプがある)
    • レーザー照射
    • 欠損部の修復(歯質が削れてしまっている場合に詰め物をする)
  4. 予防方法 知覚過敏の方の多くは、歯周病で歯肉が下がる場合と歯の磨き に問題がある場合が多いと思われます。ブラッシング時の過度の圧力や硬いブラシなどが主な原因となります。正しい歯磨きを歯科医師や歯科衛生士から受けてみましょう。

歯の神経を取るって言われましたが、歯を抜くのとは違うのですか?

歯は固いエナメル質という層に覆われていて、内側に軟らかい象牙質という層があり、その中に痛みや 感覚を感じたり、歯に栄養を供給する歯髄(シズイ)という神経が入っています。虫歯になると、虫歯菌が作った酸によって硬いエナメル質が溶かされてしまい 象牙質の中を伝わって歯髄に刺激が加わり「痛い」と感じます。 歯髄は一度ダメージを受けると再生することができないため、虫歯が神経まで進んでしまうと神経を抜かなくてはならなくなります。歯医者さんが「神経を抜く」とか「根っこの治療をする」とか言うのはこのことです。 神経を抜いてしまった歯は、しみたり、痛みは感じなくなります。ただし、栄養の供給がストップしてしまうため、歯がもろくなって欠けやすくなったり、神経 がある歯に比べて茶色っぽく変色してくることもあります。神経はできるだけ残した方が良いので、虫歯が進行する前に治療することが望ましいでしょう。  

ハミガキ粉を沢山使えば汚れは落ちる?

答えはNoです。現在、色々な種類のハミガキ粉が出回ってますが、どのような物でもハブラシいっぱ いに付けるのは良くありません。泡立ちばかり良くて、実際に落としたい細かい所まで毛先が届いていなかったり、ハミガキ粉によっては歯質を削ってしまうも のもあります。目安は毛束の2列目ぐらいで、アズキ大位の量で充分です。  

キシリトールにはどんな効果があるの?

キシリトールには4つの効果があります。
  1. 虫歯の原因となる酸(歯は酸によって溶かされ虫歯になります)を作らない。
  2. ミュータンス菌(虫歯菌)の活性を弱め酸をつくれなくする。
  3. ブラーク(歯垢)をはがれやすくする。
  4. 歯が酸によって溶かされた(脱灰した)ところを治す(再石灰化)力がある。
さらにガムを噛むと唾がたくさんでて、口のなかの酸性度が低くなるので、ハミガキの後にキシリトールガムを噛むことは虫歯予防に効果的です。  
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