阿倍野区の歯医者、歯科医院のうえたに歯科クリニックです。
今回は、『災害時の歯磨き』についてお話しさせて頂きます。
現在、熊本では避難所生活をされており、大変な生活を送ってらっしゃいます。水不足も深刻な問題ですよね。
阪神淡路大震災では、震災に関連した『肺炎』で200人以上が亡くなられています。
口は肺への入り口です。
避難所生活や水不足によって、お口の中を清潔に保つことができないと、お口の中の菌が身体に悪影響を及ぼす危険があります。汚れた入れ歯も肺炎を起こしやすくなります。
①歯ブラシがない時
避難所生活などで歯ブラシがない場合は、食後に水やお茶でしっかりうがいをする必要があります。またハンカチやウェットティッシュなどを指に巻いて歯を拭い、汚れをとるのも効果があります。
②砂糖の入っていないガム
防災グッズなどの中に1ついれておくのも良いですよね!歯磨きのため、唾液を出す為にも良い方法です。
③唾液で清潔を保つ
唾液には、お口の中の汚れを洗い出す働きがあります。水分をできるだけとり、あごの付け根をマッサージして、唾液を出すよう心掛けることが必要です。
④液体歯磨き
緊急時には水が止まり、水がとても貴重になります。そんな中で、歯磨き粉を使って歯を磨くのは大変なので、液体歯磨きを使って口をゆすぐと、口の中の奥にまで届くのでおすすめです。
お口の中の清潔を保つ事が、全身の健康を保つためにも重要です。
災害等の歯磨きの仕方を知っていれば今後、役に立つ時が来るかもしれません。
歯科衛生士 森本