スタッフブログ

虫歯と砂糖の関係

阿倍野区の歯医者 歯科医院のうえたに歯科クリニックです
皆さんこんにちは!
もう4月も終わりですね。ゴールデンウィークは皆さんお出かけなさるのでしょうか☆

さて今回は、「砂糖と虫歯発症の関係」についてお話いたします。

虫歯になってしまう重要な原因の1つとして、飲食物中のの存在があり、砂糖がむし歯の原因となっていることは多くの実験で確認されています。

また砂糖の消費量と虫歯の発症率を調べた結果、年間に消費される1人当たりの砂糖摂取量が15キログラム以上になると虫歯発症が激増することが明らかにされています。
(ショートケーキ1ピースで約30グラム、コーラ1缶約30グラム、缶コーヒーで約20グラムプリン1つで約25グラム。※糖分を抑えたものもたくさんあると思いますのでこれらはあくまでも目安として参考までに。)

もともと虫歯原因菌(ミュータンス菌)は常在細菌叢(フローラ)の中で強い菌ではなく、砂糖の摂取がきっかけで砂糖を利用し虫歯菌が酸を作り出し、これにより歯面の脱灰が始まります
また虫歯菌が砂糖から作り出す不溶性グルカンというものにより、歯面にさらに強固に付着し、歯面だけでなくフローラ内の環境を著しく酸性にします。
その為フローラ内で酸性を好む細菌たちの数が増加し、この細菌たちはミュータンス菌と同様に酸を多量に作り出すため、唾液による再石灰化が間に合わなくなり、「歯面が脱灰し続ける=う蝕が進行する」という負のスパイラルに陥ります。。。

砂糖以外にも炭水化物がむし歯になる原因があることを指摘されています。
例えば、デンプンは唾液の中にあるアミラーゼにより、マルトース(麦芽糖)に分解されますがこの麦芽糖はフローラ内の細菌に利用され、酸を作る基になります。

砂糖と虫歯の発生を調べた研究で、同じ砂糖を摂取する場合、毎食事のたびに摂取する方が、食事と食事の間で摂取するよりも虫歯の発生が低いことがわかっています。
多量の砂糖を摂取しているかも重要ですが、食事の回数はどうか、常に何か食べていないかなど食べ方も虫歯予防には非常に重要なことなのです!!

☆まとめ☆
・砂糖が虫歯の原因になる重要な因子であることは間違いありません!
・しかし砂糖がすぐさま虫歯発症につながる訳ではなくその食べ方が重要です!
・砂糖以外の炭水化物も虫歯の原因になります!
・食生活の乱れがむし歯発症の引き金になる事実を認識しましょう!

気になる事がございましたらいつでもご相談ください
うえたに歯科クリニック 太田☆

記事を共有する