スタッフブログ

虫歯の段階

阿倍野区の歯医者 歯科医院のうえたに歯科クリニックです。

最近、涼しくなってきましたね☆
食欲の秋が近づいてきましたが、みなさん、虫歯予防はバッチリですか?
今回は虫歯の進行についてお話していきます!

みなさん、虫歯は何段階まであるかご存知ですか?

「C0・C1・C2・C3・C4」の5段階まであるんです!

C0は、歯の表面のエナメル質が透明感を無くして白濁した状態です。まだ症状が無く、穴も開いていません。このときは、十分な歯磨きやフッ素応用、キシリトール応用すると元の健康な状態に戻すことが出来ます。

C1はとても小さな虫歯です。歯の表面のエナメル質だけが溶かせれた状態で痛みを感じることはありません。痛みはありませんのでC1の段階では虫歯に気付かないことが多いです。C1の治療は、虫歯を取り除き、歯と同じ色のプラスチックを詰める1回で終わる治療です。

C2は、歯の象牙質という組織にまで虫歯が進行している状態です。個人差はありますが冷たい物や甘い物がしみたりする症状が起きます。C2の治療はC1と同じ治療もしくは、虫歯を取り除き詰め物の型取りをします。約1週間後に再度、来院していただき完成した詰め物を着けて終わりです。1回〜2回の回数がかかります。

C3は、虫歯が象牙質も破壊してしまい、神経にまで達した状態です。症状は、神経への感染の程度により、あまり痛みの無いものから激しい痛みを伴うものまでさまざまです。我慢強い方が断念して歯医者通いを決意されるのもこの頃です。C3は神経の治療で平均4回かかり、その後の土台や被せ物の型取り等も必要なため7回程回数がかかります。(あくまで平均的な回数です)

C4は、虫歯により歯のほとんどが無くなってしまっただけでなく、歯の根っこまで虫歯に犯されてしまったものを言います。こうなると、歯を残すことは不可能なので残念ながら抜歯適応となります。抜歯、消毒、抜糸で3回程来院していただきます。その後、インプラント・ブリッジ・入れ歯が必要になることがほとんどです。回数や期間は何を選択するかで大きく変化します。

このように、虫歯は大きくなればなるほど多く回数がかかってきてしまいますし、金額も変わってきます。虫歯を見つけたら1日でも早く治療を開始されるようお勧めいたします。

定期健診を受診していただきますと、虫歯予防はもちろんですが、自覚症状がないため発見が遅れてしまうC1の段階の虫歯も発見できるため、早期治療に繋がります!C0の状態が見つかった場合も進行しないようにアドバイスさせていただきます(^O^)

一緒に健康な歯を守りましょう☆

うえたに歯科クリニック 白川

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