当クリニックの治療内容

予防歯科

予防歯科とは

予防歯科とは

日本人の寿命はご存じのように世界一ですが、歯の寿命では先進国の中で最下位なんです。日本では、歯科医師数は増えて過剰時代と言われているのに1人平均の健康な歯の数は減っているという奇妙な現象がおきています。

初期の虫歯もすぐ削って詰める。その後も再発、再治療。使う材料が違うだけで根本的には100年前と同じ治療が繰り返されているのです。スウェーデンでは削って詰める治療から予防中心のシステムに変えてから急激に虫歯の本数が減りました。

当院は、削って詰めるだけの治療を中心とした20世紀型治療の反省を踏まえ北欧の先進予防システムを取り入れた診療を行っています。

患者様のお口を一生涯守っていくためにも、予防歯科は欠かせない診療科目なのです。

当院の予防歯科へのこだわり

当院の予防歯科へのこだわり

「患者様のお口を一生涯守っていきたい」それが当院の予防歯科にかける想いです。開業して間もない頃に来られた患者様が、何年か経って「また虫歯になっちゃった」「もう歯がぐらぐらで抜けそうなのよ」とおっしゃって来られることがあります。このようなときはいつも、自分が歯科医師としての仕事をやり切れてなかったなと感じてしまいます。

「削って詰める」ことが本来の歯科医師の仕事ではないと私は考えています。たとえ患者様が何かお口に異常を抱えて当院に来られた際に、そのお口の異常を回復させることももちろん私たちの仕事ですが、それ以上に「その方が二度とお口のことで困らないようサポートすること」が私たちの一番の仕事であると考えています。

そういう意味では患者様のお口の異常を未然に防ぐための予防歯科は当院が最も力を入れている分野といっても過言ではありません。当院は担当歯科衛生士制ですので、治療の段階から治療が終わった後のメンテナンスまで、一貫して担当の歯科衛生士が患者様のお口の健康をサポートさせていただきます。

患者様のお口のケアとうえたに歯科クリニックの二人三脚で、二度と悪くならず、できるだけ長い期間ご自身の歯で生活できるように一緒に頑張っていきましょう。

唾液検査を行っています

唾液検査をするだけで、『お口の健康状態』が5分で分かります。
(検査前1時間は飲食を控えて下さい。検査結果に影響が出ます)

唾液検査 唾液検査

唾液検査では歯茎の健康状態・歯の健康状態・お口の清潔度がわかります。

歯茎の健康

歯茎の健康 歯周病は歯ぐきが腫れたり出血したりするだけでなく、放置して進行すると歯の周りがぼろぼろになり、歯を失うことに繋がります。

歯の健康

歯の健康 むし歯はお口の中の細菌が産出した酸が歯のエナメル質を溶かしてしまいます。

放置すると抜歯のリスクが高まります。

お口の清潔度

お口の清潔度 お口の中にどのくらい細菌がいるかを調べます。

口臭が気になる方は、口腔内の細菌が原因の場合もあります。

唾液検査の流れ

洗口用水で10秒間、口をすすぎます。

すすいだ液(洗口吐出液)を試験紙にスポイトで滴下します。

開始ボタンを押した後、試験紙をセットし測定します。

5分後に検査結果が印刷され完了となります。

予防歯科(お口のメンテナンス)の流れ

歯ぐきの状態を検査します。

歯ぐきの状態を検査します。

歯周ポケットの測定検査

歯と歯肉の間にある歯周ポケットと呼ばれる溝の深さを専用の器具で測定します。溝がの深さが深いほど、歯周病が進行していると考えられます。溝の深さが進行していると適切な治療が必要です。

歯ぐきの健康度チェック

歯ぐきのひきしまり具合や歯石の付着状況、器具の挿入時の出血の状態を検査します。その他、歯の動揺度の測定、歯ぐきの検査も行っております。

 

歯垢の状態を染めだしによりチェックします。

歯垢染色剤はみがき残しチェックに役立ちます。

正しいブラッシングで歯を磨がいていないと、磨き残しがある可能性が高いです。歯垢は見た目では分かりにくい部分でもあり ます。歯みがきをした後に歯垢染色剤を使うと歯垢のみがき残しがわかります。歯垢染色剤は歯垢が残っている部分を赤く染めてくれるので、赤い部分を入念に 磨くことによって歯垢を取り除くことができます。歯と歯の間や歯と歯ぐきの間など、また歯並びの悪い部分などが磨き残しやすい場所といえるでしょう。 歯垢染色剤を使うことによって自分の歯みがでの改善部分や歯ブラシで磨けていない部分がわかります。

 

患者様の歯の状態を説明いたします。

患者様の歯の状態を説明いたします。

患者様の歯の状態を説明し、治療やメンテナンスについてご相談いたします。

検査結果を元にして現在のお口の状態を説明いたします。治療の計画や患者様に安心して治療しを受けていただけるようどのようなご相談にも応対させていただきます。 複雑な治療が必要な患者様には、、X線写真やモデルの歯を元に詳しい説明をいたします。

 

正しいブラッシング指導をいたします。

正しいブラッシング指導をいたします。

染め出し液を使い、正しいブラッシング指導をいたします。

虫歯や歯周病の原因は歯垢が原因です。正しいブラッシングを知ってもらい、汚れが落ちにくい部分を確認し、自分で確かめる ことは非常に大切なことです。 染め出し液を使って、汚れが残っている部分を確認しながら患者様にあったブラッシング指導を行っています。 適切なブラッシングを覚えていただくために、患者様がご理解いただけるまで入念に何度でも指導いたします。歯磨きが正しいのかどうか気になる方はお気軽に ご相談ください。正しい歯磨きの方法で虫歯予防を実感された患者様は沢山おられます。正しいブラッシングは虫歯予防には最適です。

 

専用器具で落ちにくい汚れ、歯石を除去します。

専用器具で落ちにくい汚れ、歯石を除去します。

歯のクリーニング、専用器具で歯石除去、PMTCできれいな歯に。

歯のクリーニングは、歯に付着した歯石を歯科衛生士が専用の機器で取り除き、虫歯などの病気を予防し、ヤニなどの歯の汚れ も落とすことができます。きっちりと歯磨きをしていても歯石は蓄積していくものです。放置しておくと、歯の表面がザラザラしたり、歯と歯茎の間に入り込ん で虫歯、歯周病、口臭などの原因になります。

 

歯の強化、虫歯予防をいたします。

フッ素加工

乳歯や永久歯に関わらず、生えたばかりの歯は柔らかくて磨きにくいので虫歯になりやすいのです。硬くなるには生えてから2年から3年ほどかかると言われています。柔らかい歯をフッ素加工により歯の質を硬くし、虫歯になりにくい歯にするためにします。 フッ素は強い歯を育てるための栄養剤のようなものです。年間に3回から4回ほど塗布していくこと酸に強い歯になります。

シーラント

シーラントは奥歯などのかみ合う面にできる虫歯を予防するための方法です。虫歯になりやすい奥歯の溝を接着力のあるプラスチックで埋めて虫歯を予防します。 詳しくは下記の「シーラントで虫歯予防をいたしましょう。」を御覧下さい。

 

シーラントで虫歯予防をいたしましょう。

シーラントで虫歯予防をいたしましょう。

シーラントとは、奥歯などの虫歯のできやすい溝を薄い専用のプラスチックで塞ぐ虫歯予防法です。
奥歯の溝は複雑な凹凸があるので通常のブラッシングでは歯ブラシの毛先がくぼみに届かずに、毎日きっちり歯磨きをしているつもりでも虫歯になってしまうこ とがあります。シーラントで奥歯の溝を塞ぐことにより、虫歯予防に最適の処置といえるでしょう。

シーラントは特に、生えたての奥歯の虫歯予防に最適です。年齢でいうと6歳から7歳、11歳から13歳頃が最適な年齢になります。

歯の表面をきれいに磨き、奥歯の凹凸を専用のプラスチックのようなもので塞ぐだけです。10分から15分程で処置で終わります。
シーラントの膜は薄いので割れてしまうことがあります。割れてたままにしておくと、予防効果がなくなってしまいますので、定期的に医院でのチェックを行うことをお勧めいたします。

 

予防歯科Q&A

何歳ぐらいから予防をすれば良いのか?

もちろん乳歯のときから予防に努めたほうが良いのは当たり前ですが、年をとったからといって遅いということはありません。ただ、できるだけ早くのほうが良い結果を残せる、ということです。

 

フッ素ってどんなもの?

飲食をすると、プラーク中のpH(ペーハー)は酸性に傾き脱灰がはじまりますが、しばらくすると唾液の 働きにより再石灰化されます。間食回数の多い食生活では脱灰の時間が長く、再石灰化の時間が短くなり、虫歯の危険性が増大します。寝る前の飲食は最も危険!!寝ている間は、口の中の唾液の流れが弱いので、再石灰化が不十分となり脱灰が続くためです。
フッ素を歯に作用させると、歯の表面から取り込 まれ、歯の結晶(アパタイト)の一部になります。フッ素を含んだ歯の結晶は、普通の歯の結晶よりも丈夫になり、むし歯菌の出す酸に対してより強くなりま す。ですからフッ素を適切に使うと、歯の表面が強くなり、虫歯になるのを防ぎます。
また、歯のエナメル質のまわりにフッ素があると一度脱灰した部分の再石灰化を促進し、エナメル質の補修がしやすくなります。当院では虫歯予防のためフッ素のジェルの使用をおすすめしています。

 

定期健診(検診)って、何をするのですか?

定期検診とは、従来は治療が終了した後に、虫歯が新たにできていないか、歯周病が進行していないかなどを定期的に検診して、早期発見、早期治療を行うことが目的でした。
しかし、当院では、「定期検診」ではなく「定期健診」という言葉を使っています。
この違いは、病気を発見することが目的ではなく、病気にならないように健康を維持することを目的に行っています。
具体的には、定期的に来院された患者さんの自分では除去するのが困難な歯石や汚れの膜(バイオフィルム)を専門家である我々が除去して、健康な状態を維持するお手伝いをさせていただいています。

 

子供に歯磨き粉は使ったほうがよいのですか?

いろいろな考え方があると思います。年齢や目的によって使い分けたら良いのではないでしょうか。以下の、利点、欠点を踏まえて使用するかどうか決めてください。

×子供にとっての欠点

  • 清涼感によって、磨けてないのに磨けたような気がする。
  • 泡が立ちすぎて母親が磨くときに歯が見えない。
  • すぐにうがいをしたくなるので長い時間磨けないし、洗面所でないと磨けない。
  • 小さな子供の場合、歯磨き粉を食べたり、飲み込んだりしてしまう。

◎子供にとっての利点

  • フッ素入りのものを使用すると、虫歯予防ができる。
  • キャラクターの可愛い物や甘い味のあるものでは、子供が喜んで歯磨きをするので、歯磨きの習慣づけによい。

キシリトールガムは、本当に虫歯予防にいいのですか?

  1. キシリトールはブラーク中のミュータンス菌に分解されても、虫歯の原因となる酸を生成することはありません。
  2. ミュータンス菌は、キシリトールを取り込んでも栄養にできないため、活性が弱まり、ミュータンス菌が減少します。
  3. ガムを噛む事により唾液の量が増えるため、歯の再石灰化を促進したり、自浄作用が増します。 したがって、虫歯予防を期待する場合は、100%のキシリトールガムを食事や間食後に、5~10分噛む事をお勧めします。
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