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「 栗死 」しかけた秋の思い出

阿倍野区の歯医者 うえたに歯科クリニック 松井です。     こんにちは。     さてさて、10月も中旬にさしかかり、秋も深まってきました。     秋と言えば、やはり食欲の秋ですね。 過ごしやすい気候ですし、食材も豊富な秋は、ついついみなさんも食べ過ぎてしまうのではないでしょうか。   秋と言えば、自分の中でとても記憶に残っている話がひとつあります。     僕がまだ中学生ぐらいの時、家で1人で留守番をしていました。しばらくすると、インターホンが鳴りました。   外に出ると、ご近所の知り合いのおばさんが大量の栗をおすそわけでうちに持ってきてくれました。   留守番にも飽きて、ちょうどお腹も空いていたので、育ち盛りの中学生だった僕は頂いた栗をさっそく1人で食べ始めました。 当時の僕は、食べる量の加減も分からずただただお腹が空いていたので、栗をたくさんお口に頬張って食べていたんですね。   でも、栗ってお口の中の水分が奪われてすぐパッサパサになりますよね?   そこで事件が起きました。     頬張っていた大量の栗を一斉に飲み込んだその時です。   水分のほぼない状態の大量の栗さん達が、張り切って喉に詰まりました。   ヤバい。 これはヤバいぞ。 かなり危険・・・。 呼吸ができない、息が吸えない。     留守番で1人ですし、周りには誰もいないので、みるみるうちにパニックになりました。   とにかく何か飲まなければ・・・。   しかし、近くにはお茶らしきものは無い。そうこうしているうちにだんだんと意識が薄れていく自分。   あぁ、ほんとうに情けない。 なんてこった。 お父さんお母さんごめんなさい。 せっかく中学生にまで育ててくれたのに。 1人で勝手に栗を食べたからえらいことになった。 もっとゆっくり慌てず飲み込めばよかった。 もうダメかもしれない。ちくしょー。 こんなことなら、ずっと好きだった森川さんに思い切って告白しとけばよかった。     これで死んでしまったらどんな死因でしょうか? 栗が原因だから、栗死? あぁ、栗死とか情けない。 日本初かも。 ほんとビッ栗。 ・・・なんて言っている場合じゃない。     な・ん・と・か・し・な・け・れ・ば!   薄れゆく意識の中で、最後の力を振り絞って冷蔵庫を開けると、その中に唯一、缶ジュースが一本だけありました。 それを無我夢中で飲み干して、やっとおそらく、推定1分半ぶりぐらいに呼吸をしました。   本当に、九死に一生の瞬間です。   そして、僕の命を助けてくれたドリンクの商品名を見てみると、これまたビッ栗。   「ライフガード」   チェリオ株式会社から今も発売されている清涼飲料水です。   おそらく、この世界に僕ほどライフガードにライフガードされた人はいないんじゃないでしょうか。     だから、僕はそれ以来栗を食べていません。恐くて食べれません。   みなさんも「栗死」にはくれぐれもご注意下さい。 僕みたいに栗嫌いにならないように、食材はよく噛んで食べましょう     うえたに歯科クリニック 松井