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虫歯予防にいかせるエビデンス~「乳幼児期」~

阿倍野区の歯医者 歯科医院のうえたに歯科クリニックです 皆様こんにちは。 今回から私のブログはライフステージ別の虫歯について知っていると得する情報を数回に分けてお伝えしたいと思います(^^♪ まずは今回は乳幼児期編です☆ 虫歯になりやすい歯面を年齢別に書いてみます ◆1~2歳児では、プラークがつきやすい前歯の表側の根元(歯頚部)が好発部位のようですが、前歯の歯間の隙間が狭く歯が重ねっている場合には前歯の間に虫歯が多くみられます。また、習慣的に哺乳瓶の中にジュースやスポーツドリンク、乳酸飲料などの砂糖入りでpHの低い酸性の飲み物を入れ頻繁に摂取している場合には、前歯の表側裏側に虫歯がみられます。 ◆2~3歳は奥歯が生える時期で噛み合わせの面に多くみられます。 ◆3~5歳になると、奥歯の歯と歯の間がむし歯になりやすくなります。 乳歯が生えた後の1~2年間はエナメル質が未成熟であり、歯面への細菌が定着し始める時期です。この時期に砂糖入りのお菓子やpHの低い酸性の飲み物を頻繁に食べたり飲んだりする癖がついてしまうと、虫歯菌(ミュータンスレンサ球菌)の定着・増殖・歯質の脱灰が急激に進みます。 この時期は、母乳や哺乳瓶の使用を卒業して離乳食を経て卒業し、3度の食事と間食を摂るようになり、短期間の間に大きく食生活が大きく変化します。 この乳幼児期に虫歯を作らないためには・・・? ・虫歯菌の感染、定着をさせないためには、「大人と食器を共有しない」、「哺乳瓶で砂糖の含まれている飲み物を飲まない事」、「砂糖の含まれているお菓子は規則正しく2回以下にする」事がポイントです ・歯磨きに関してのポイントは、毎日の仕上げ磨きを行い、歯と歯の間はデンタルフロス使用することです ・歯を強くする歯には不可欠の栄養素「フッ化物」の応用ポイントは、フッ化物塗布を年2~3回行い、歯磨き粉もフッ化物入りを毎日使用する事です。うがいがきちんと行える4歳以降ではフッ化物洗口の追加もとても有効的です ・歯科検診には年2~3回以上はお越しください お子様と同居している保護者の方の正しい知識が予防に大きくかかわります。 難しい、分からないことがあればいつでもご相談ください!! 一緒に大切なお子様の歯の健康を保ちましょう☺ うえたに歯科クリニック 太田